沖縄本島北部・今帰仁村にある今帰仁城跡は、2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録された城。
今帰仁城は、琉球が中山に統一される前の「三山鼎立時代」には山北(北山)王の居城とし、また中山が三山を統一後には琉球王府から派遣された監守という役人の居城でした。
外郭を含めると7つの郭からなり、その面積は首里城とほぼ同規模で、城を囲む石垣は地形を巧みに利用し曲線を描き、城壁のディテールは美しく沖縄屈指の名城です。
また城のいたるところに桜の木が植えられており、1月中旬になると緋寒桜の淡い花が一斉に咲き誇り、桜の名所としても知られています。