第52回 沖縄全島エイサーまつり
1.沖縄全島エイサーまつりとは?
エイサーのメッカ・沖縄市で開催される県内最大の「沖縄全島エイサーまつり」。
沖縄全島エイサーまつり
1956年(昭和31年)のコザ市誕生を記念に「全島エイサーコンクール」として始まり、旧盆(旧暦7/13〜15)明けの最初の週末に3日間開催され、世界的に類のないエイサーの迫力ある見事な伝統芸能は、今では沖縄の夏の風物詩として沖縄だけでなく日本を代表する伝統芸能まつりの一つとなっています。3日間の開催期間中は約30万人の大勢の観衆が来場します。
2.イベントデータ
【開催日時】毎年8月の第4週の土・日又は9月第1週の土・日に開催。
【開催地】 沖縄市コザ総合運動公園陸上競技場
【問合せ】 沖縄全島エイサーまつり実行委員会 TEL:098-937-3986
3.プログラム
初日は沖縄市のゲート通りで「道ジュネー」が、2・3日目は沖縄市コザ総合運動公園陸上競技場にて本島各地で活躍する青年会や団体が趣向や技・迫力などの演舞を競い合います。→詳細はこちら
4.沖縄全島エイサーまつりのみどころ
沖縄全島エイサーまつりのみどころ
道ジュネー
沖縄全島エイサーまつりでは、旧盆(旧暦7/13〜15)明けの最初の金曜日にゴザゲート通り・国道330号線・中の町中通り・むつみが丘公園などで、沖縄市の青年会17団体による「道ジュネー」が開催されます。コザミュージックタウン周囲を練り歩くように、エイサー団体が約2時間かけて1周します。普段は交通量が激しい道ジュネー会場の胡屋十字路は夜になると交通規制が始まり、男は勇壮なエイサー・女性は華やかな演舞を一目見ようと大勢の観衆で埋め尽くされます。

沖縄全島エイサーまつりのみどころ
2.沖縄全島エイサー(2・3日目)
旧盆(旧暦7/13〜15)明けの最初の土曜日と日曜日に、沖縄市コザ運動公園陸上競技場で開催。何と言っても、伝統や趣向を凝らした沖縄市16団体の青年会に加えた全島各地30団体のエイサー演舞を見ることができる。衣装も同様に各青年会によって伝統を感じるものからオリジナリティーなものまで様々。鳴り響く三線・歌・太鼓のリズムに合わせながら迫力あるバチさばきを見せ、勇壮な太鼓に軽快なパーランクー(片面張りの小太鼓)、女性の優雅な手踊り、チョンダラーの滑稽な顔や踊りなど息の合った演舞を見せ、県内で活躍する青年会や子供エイサーなどが一同に集結し、エイサー三昧の2日間が味わえます。

沖縄全島エイサーまつりのあれこれ!
エイサーのメッカ・沖縄市
100年以上の歴史がある青年会
エイサーの稽古
園田青年会

県内でも、多くのエイサー青年会があるエイサーのメッカ・沖縄市では旧盆が近づくと、どこからともなくエイサー稽古をする音が聞こえてきます。今年も17団体のエイサー青年会が「道ジュネー」を行いエイサーの本場らしい賑わいを見せ、2007年6月にはエイサーを通し文化・芸能の薫り高い沖縄市の実現を目指す「エイサーのまち」を宣言しました。沖縄市は京都市内のように小さな部落や字が多く混在しており、また各青年会の活動が活発だったため、県内でもエイサー青年会が多いとも言われています。100年以上の歴史がある青年会や、他の青年会の指導を受け新しく発足した青年会も多くあります。中には活動の低迷により中断してしまった時期もありましたが、復活を望む地域関係者やエイサー復興委員会の努力があり現在に至ります。
道ジュネーとは?
道ジュネーとは?
道ジュネーとは、沖縄の旧盆(旧暦7/13〜15)に、各地の青年会がエイサー演舞しながら住宅地や集落の家々を練り歩き先祖を供養する盆行事です。本土で言う精霊流しのようなものですが、どこかひそやかで静けさを感じさせる本土の盆行事と違い、エイサー道ジュネーは力強さを感じさせてくれます。死者に対する供養でありながらも、生に対するエネルギーが満ち溢れています。チェック! エイサーのことなら私に語らせて!

会場の駐車場ってどこにあるの?
隣接する会場では、日本最大級のビアフェスタ「オリオンビアフェスト」も同時開催されるため、来場者は県内外から約30万人の大観衆が集います。一般客の駐車場として会場から近い順に次の無料駐車場があります。クリック! 取材スタッフが見つけた会場近くのオススメはココ!

運動公園入口 道向かいサッカーグランド裏にある駐車場
約45〜50台
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運動公園入口 道向かいサッカーグランド裏にある駐車場

「コリンザ」ショッピングセンター近くの沖縄市民劇場駐車場
約400〜500台
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沖縄市民劇場駐車場

沖縄市役所駐車場
約100台
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沖縄市役所駐車場

沖縄市農民研修センター駐車場
約200台(会場まで無料シャトルバスあり)
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沖縄市農民研修センター駐車場


メインスタンドの様子
2007年からメインスタンドが一部有料化
2006年までは、沖縄全島エイサー会場となっていた「沖縄市コザ総合運動公園陸上競技場」のメインスタンド(3,200席)は、入場無料でしたが、2007年から一部有料になりました。会場の両翼芝生席(800席)やマスコミエリア以外のグランド内はこれまで通り無料です。

各地のエイサーおもしろ話
各地のエイサーおもしろ話
出場団体も、発足100年目の「沖縄市胡屋青年会」、旧盆中は女性だけのエイサー「八重瀬町富盛青年会」、曲の途切れがなく永遠に踊り続ける「沖縄市南桃原青年会」、裸足で踊り25歳以下限定の「うるま市平敷屋青年会(東)」、空手を加えた男性だけの「嘉手納町千原エイサー保存会」、世界各国に7支部をもつ「琉球國祭り太鼓」、オリオンビールCMでお馴染みの「沖縄市越来青年会」、21年間で7回の最多優勝を誇る「沖縄市園田青年会」など、エイサー団体の歴史や特長をパンフレットで事前に知っておくと楽しめる方法の1つかも?!
取材スタッフがチョンダラーさんに聞いてみました!GO!

ちゃんぷる〜のちょっとディープな沖縄
ちゃんぷる〜のちょっとディープな沖縄
ちゃんぷるー
どのエイサー演舞も見ていると、バチさばきや隊列が素晴らしい青年会のエイサー。その演舞しているお兄さん達は、少し怖そうに見えてやんちゃそうに見えるけれども、所属している青年会では地域のボランティア活動や発展、美化作業や青少年の健全育成などを目的に積極的に活動している立派なお兄さん達なのです。
ちゃんぷる〜のちょっとディープな沖縄終わり
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