役員は午前8時に集合し、司と公民館役員とのムシャーマ行事開始の挨拶が行なわれます。祭りは午前9時15分、ドラ打ち鳴らし(三ながし)を合図に、ミサチネーと呼ばれる仮装行列から始まります。それまでは、あちらこちらで練習や稽古をする様子が見られます。
ミサチネーの前知識
ミルクナーリ:竹や柳の枝にさまざまな色の色紙をまるめて付けたものを少年が持ち、「五穀豊穣」の化身とされている。
ミルク:仏教の「弥勒菩薩」から来たものと言われるミルク(弥勒)と言い、「五穀豊穣と幸福」をもたらす神仏として、行列の中心的存在になっている。
ミルクンタマー:ミルクンタマーとはミルク(弥勒)の子供の意味で、行列では常にミルクに付き添う。
ミルクヌジィー:行列先頭の最後には、ミルクヌジィーと呼ばれる「弥勒節」の地歌・笛・三線の人々が続く。
以上の先頭集団の跡に、様々な仮装をした集団の行列が延々と続きます。