特集 宮古島 泥だらけの神様 パーントゥ

パーントゥは大事な島の行事

パーントゥを見ると恐怖で泣き叫ぶ子供もいるが、おかまいなしに子供の顔にもドロを塗りたくる。 幼児たちには「パーントゥ」が本物の化け物のように見えるのだろう、全身を震わせて力の限り泣き叫ぶ。取材している私達でも、真っ暗な道路から出没する「パーントゥ」に出くわし、いきなり走って追いかけられた時は、中は人間だと分かっていても一瞬恐怖を感じる。

夜のパーントゥはこわいよ

「パーントゥ」には遊園地などの作られたドキドキ感と違う、忘れかけていた本物のドキドキ・ワクワクがある。そして、島民のハレの行事であり、大事な一年の厄除けの行事だ。

島のこどもたちとパーントゥ

次回参加されたい方は、着替えの用意と汚れてかまわない服を着ていくこと。
カッパを着ている人もいたが、「パーントゥ」はおかまいなしにカッパの中に手を突っ込んでくる。またカメラもかまわずドロの洗礼を受けるので、“防水プロテクター”を装着するか、ビニール袋などでレンズ先端以外を包むことをお勧めする。今年はメディアで取り上げられたこともあり、昨年以上に見物客が多いということだ。もっと多くの人に知ってもらいたいが、大きな規模になり、今と違う形式にはなって欲しくない、複雑な心境で祭りを後にした。

パーントゥとカメラ

問合せ 島尻購売店 0980-72-5258
なお、「パーントゥ」は島尻以外に上野野原でも毎年、旧暦の12月最後の丑の日に行なわれます。 こちらは小学生高学年の男子1名が「パーントゥ」になり、草をつけたご婦人達が一緒に集落をまわります。規模は違いますが、祭りの持つ意味合いは、塩尻の「パーントゥ」と同じです。

離島徹底ガイド 宮古島 特集 パーントゥ トップへ 前へ

トップページへ