夏祭りin那覇2007 一万人エイサー踊り隊
1.一万人エイサー踊り隊とは?
毎年8月の第1日曜日からさかのぼる1週間は、「夏祭りin那覇」WEEKとなり、国際通り約1.6kmの各11演舞場でエイサー演舞やエイサーコンテストなどの催し物が開催されています。そのエイサーWEEKのフィナーレを飾るパレードが「一万人のエイサー踊り隊」です。県内各地の青年会に、一般公募を加えた83団体・総勢約6,000人が国際通りを力強い太鼓の響きに合わせエイサー演舞を踊り、沿道には夏の風物詩を一目見ようと、県内外や海外から約12万人の大観衆がエイサーの演舞に酔いしれます。
2.イベントデータ
【開催日時】 毎年8月の第1週の金・土・日で開催 【開催地】 国際通り
【アクセス】 那覇空港から車で約10分
【問合せ】 夏祭りin那覇実行委員会 TEL:098-863-2755
3.プログラム
初日 エイサーあしびなー
[日程]19:00〜20:30
[会場]パレットくもじ前広場
[参加団体名]創作締太鼓 無心幻心・ティアレヘイプア・古武道太鼓集団 風之舞・那覇太鼓

2日目 前日祭
[日程](第一部)16:00〜17:30
(第二部)18:00〜19:00
[会場](第一部)パレットくもじ前広場
(第二部)ぶんかテンブス館前
[参加団体名]ティーダ太鼓 うちま・キンサーダイコ・鼓・昴龍・首里鼓団 綾門・かなぐすく太鼓会・鏡水鏡鼓会・南城市船越青年会
2日目 前夜祭
[日程]19:00〜20:30
[会場]パレットくもじ前広場
[参加団体名]与那原町板良敷青年会・今帰仁子供太鼓いまじん・日出克with琉球國祭り太鼓
3日目 一万人のエイサー踊り隊
[日程]15:00〜19:00
[会場]国際通り全域
[参加団体名]一般参加によるページェント55団体、創作エイサーチーム20団体、地元青年会12団体が、国際通り各11演舞場で舞い踊ります。

4.一万人エイサー踊り隊のみどころ
一万人エイサー踊り隊のみどころ
「夏祭りin那覇」のエイサー踊り隊パレード。スタートは、一般公募1,200人によるエイサーページェント。琉球國祭り太鼓の指導を受けた一般公募のメンバーが国際通りを埋め尽くし、BEGINの「三線の花」、日出克の「ミルクムナリ」という曲に合わせて一斉にエイサーの演舞が国際通りに舞います。エイサーページェントを、滑稽な踊りをするチョンダラー隊60名が先導。そして後半には沿道のお客様を交えてのカチャーシーも行われます。ページェントに続き、県内各地から出演する創作エイサーと古風な伝統エイサーの見比べができるのもこのパレードの特徴です。
一万人エイサー踊り隊のみどころ

一万人エイサー踊り隊のあれこれ!
沖縄郷土芸能の花 「エイサー」のルーツ
沖縄郷土芸能の花 「エイサー」のルーツ
沖縄には本土(沖縄以外の都道府県を指す)で行われるような“盆踊り”は存在しない替わりに、8月の旧盆の時期になると、いたるところからパーランクーを打ち鳴らす音が聞こえてきます。このパーランクーの力強い響きが、沖縄の若者の多くによって継承され続けてきたエイサーの音色です。エイサーは、1603年から1606年にかけて当時の琉球王「尚寧王」の知遇を得た「袋中上人」が仏典を踊りながら唱える“念仏踊り”を伝えた事から、沖縄独自の念仏踊りの形態であるエイサーへと発展したとする説があります。

伝統エイサーと創作エイサーの違いは?
一口にエイサーと言っても、その踊りは様々で、多くの青年会で、独自のリズムや振り付けが伝統的に受け継がれています。中には、元来エイサーが根付いていない地域でも、青年会活動の一環として、周辺の伝統的な青年会からの指導を得てエイサーに取組む団体が生まれ、その振り付けをベースに独自に発展させています。
伝統エイサー
◇この様に、何代にもわたって、独自のリズムと振り付けを継承しているエイサーの型や、その流れを組むエイサーの型を伝統エイサーと呼びます。
創作エイサー
◇一方で、伝統的な型にこだわらず、時流に合わせた振り付けやサウンドを取り入れ、近年成長しているエイサーが創作エイサーです。この魅力は何と言っても、伝統的な沖縄民謡だけでなく、ロック・ポップスといった楽曲も積極的に取入れて、エイサーにダンス的なエンターテイメントの要素を取入れたところにあります。

チョンダラー
チョンダラーってな〜に?
チョーギナー、サンラーとも呼ばれ、棕櫚で編んだ丁髷(ちょんまげ)かつらを被り、奇抜なお化粧で滑稽踊りをします。踊り手たちをこぶし、隊列を整えるという立派な役目を担っています。チョンダラーは、一昔前までは、青年会の資金替わりに各家から酒を頂き帰ったと伝えられています。
チョンダラー
チョンダラー

パーランクー
パーランクーってな〜に?
木の胴に、皮は一面のみ張った太鼓の種類。締太鼓に比べて小さく軽いのが特徴。パーランクーの特徴は踊りの正確さにあります。太鼓が軽い分、踊り手が踊りをそろえることに注意を向けることができます。バチさばきだけでなく、足を上げる高さからつま先の向きまで、ぴったり全員がそろっているのが醍醐味。
パーランクー

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