最近大手のレンタカー会社が、レンタカー業界では初めてとなる『トライク』のレンタルを開始したという記事が日経に出ていた。

『トライク』とはバイクの後輪数を2つに増やした「三輪型車両」で、導入はロックバンド「COOLS」（クールス）とのタイアップ企画という。しかもベースはハーレーダビッドソン、限定解除免許が必要なハーレーに普通免許で乗れ、ヘルメットも不要だそうだ。

ハーレーのトライクなら以前から沖縄でレンタルしてたんじゃないか？と思い早速調べると、あった。レンタルバイクの『有限会社サキハマ』でハーレーのトライクが借りられる。ちょいとハーレーでドライブするか！（バイクだが普通車扱いなのでツーリングではない、念のため）

という事で、すぐにトライクの予約を入れ週末沖縄へ飛ぶ。

『有限会社サキハマ』の所在地は那覇警察署の向かいだが、支店の『レンタルバイクSEA』が国際通りの「牧志駅」すぐ近くにある。

店内はレンタルバイクが所狭しと置いてあり、レンタル手続きをしていると「ドッ・ドッ・ドッ」というハーレー独特の排気音が聞こえてくる。外を見ると少し前に武田真治も借りたという、今回借りるハーレーのトライクが試運転されている。

急いで手続きを済ませ、まず試乗させてもらう。3輪だから当然だが、安定しており、これならバイクに乗ったことが無い人でも無理なく乗れると実感する。唯一つ、後輪のブレーキ（右足のフットブレーキ）をかけると、ハンドルが右に取られる傾向があるので注意が必要だ。試乗を終え、沖縄自動車道へ向けドライブ開始。実は、今回のドライブはもう一つ目的がある。

沖縄本島北部の今帰仁村に古宇利島（こうりじま）という島があり、2005年に橋がかかって車で行けるようになったという。ビーチもかなり綺麗だそうなので、そこへ行ってみるのがもう一つの目的だ。

沖縄自動車道はなかなか空いており、風防が付いているので、ノーヘルでも問題なく景色を楽しみながら軽快にドライブ。古宇利島は沖縄自動車道を終点で降り、58号線から屋我地島（やがちしま）を経由して「こうりおおはし」を渡って入る。

屋我地島からかかる「こうりおおはし」は、通行料金のいらない日本最長の橋で約2キロ、左右の海はコバルトブルーに透き通り、気分は最高！

橋を渡ったところにビーチがあり、ビーチ近くの食堂『くい島』に入る。（古宇利島は島の人は「くいじま」、島外の人からは「ふいじま」と呼ばれており、クイは「恋」の方言、フイは「越える」・・・海を越えて行く島・・・の方言）

周りを見ると皆うまそうな『ウニ丼』を食べているので早速注文する。待つことしばし、「お待ちどうさまっ」とおめあての『ウニ丼』が目の前に！

おおっ！ウニが山盛り、一口食べてみるとこれが旨いっ！ゆっくり食事をした後はビーチで一休み。メシもうまいが空気もうまい！ドライブと景色、食事も堪能、満足して帰路につく。

たまには、こんな休日の過ごし方はいかがだろうか？